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レーザーによる除去

タトゥー除去に使用するレーザー

タトゥー(刺青)の治療にはQスイッチレーザーを使用します。Qスイッチレーザーとは、電気的シャッターを用いて非常に強いレーザー光を数十ナノ秒(1ナノ秒=10億分の1秒)という非常に短い時間照射する機械です。非常に強いエネルギーを持つため皮膚の深くまで達することができ、また照射時間が非常に短いためターゲット(色素)の周囲に熱ダメージを与えにくいという特徴があります。現時点でQスイッチレーザーは、真皮内の色素を選択的に破壊する唯一の治療法です。タトゥー(刺青)は真皮内に色素が入っている状態なので、つまりはQスイッチレーザーは光学的機器を用いたタトゥー除去の唯一の方法ということになります。

現在、一般的に流通しているQスイッチレーザーは、QスイッチYAGレーザー(1064nm)、半波長QスイッチYAGレーザー(532nm)、Qスイッチルビーレーザー(694nm)、Qスイッチアレキサンドライトレーザー(755nm)という、波長の異なる4種類があります。レーザー光の性質として、波長が長いものほど深達性に優れているため、当院ではタトゥーの除去にはQスイッチYAGレーザー(1064nm)を主に使用します。

各種Qスイッチレーザー
使い分けとタトゥーの色

黒色の色素は基本的にどの色の光も吸収するという特性があります。この場合、どのQスイッチレーザーを使用しても治療が可能と言えますが、レーザー光の性質として波長が長いものほど深達性に優れているため、QスイッチYAGレーザー(1064nm)による治療が最も適しています。

他の色の場合、その色の補色に相当する波長のレーザーで治療します。例えば赤色の色素は、可視光線のうち赤色の光を反射して私たちの目には赤色に見えていますので、赤色のレーザーを照射しても全く反応しません。

この場合は、赤色の補色である緑色を最も吸収するので緑色領域の波長のレーザーを照射します。半波長QスイッチYAGレーザー(532nm)は緑色のレーザーですので、赤色の色素の破壊にはこのレーザーを使用します。逆に緑色の色素の破壊には、赤色の波長領域のレーザーを使用しますが、Qスイッチルビーレーザー(694nm)、Qスイッチアレキサンドライトレーザー(755nm)がこれに対応します。

カラータトゥーの除去に関しての理論的背景は上記のようになりますが、実際の臨床では様々な問題に直面します。まず、一般的に使用されるQスイッチレーザーはQスイッチYAGレーザー、半波長QスイッチYAGレーザー、Qスイッチルビーレーザー、Qスイッチアレキサンドライトレーザーの4種類しかないため、レーザーで治療できるタトゥーの色は限定されます。具体的には黒、赤、緑の3種類です。さらに、赤、緑のタトゥーに対応するQスイッチレーザーはありますが、実際は(黒色に比べて)これらのレーザーの深達性は低く、出力も十分とはいえないため、レーザー光に対する反応性はかなり低く、除去にはかなりの回数が必要となりますし、最終的に完全に取れないことも多いです。

Qスイッチレーザーと
タトゥーの色の反応性

Qスイッチレーザーとは、電気的シャッターを用いて非常に強いレーザー光を数十ナノ秒(1ナノ秒=10億分の1秒)という非常に短い時間照射する機械です。非常に強いエネルギーを持つため皮膚の深くまで達することができ、また照射時間が非常に短いためターゲット(色素)の周囲に熱ダメージを与えにくいという特徴があります。現時点でQスイッチレーザーは、真皮内の色素を選択的に破壊する唯一の治療法です。タトゥー(刺青)は真皮内に色素が入っている状態なので、つまりはQスイッチレーザーは光学的機器を用いたタトゥー除去の唯一の方法ということになります。

Qスイッチレーザー
YAG (1,064nm)
半波長YAG (532nm)
ルビー (694nm)
アレキサンドライト(755nm)
Qスイッチレーザー
YAG (1,064nm)
半波長YAG (532nm)
ルビー (694nm)
アレキサンドライト(755nm)

良好に反応
まずまず反応

多少反応
ほとんど反応しない

レーザーで除去できるタトゥーについて


レーザーによる刺青・タトゥー除去法が最もきれいにタトゥーを除去できる方法ですが、残念ながらどのようなタトゥーでもレーザーで除去できるわけではありません。

レーザーで除去されやすいタトゥー、除去しにくいタトゥーがあります。

レーザーで除去できる可能性が高い刺青・タトゥー

黒一色のもの

黒色はレーザー光の吸収が良いので、レーザー除去を検討してみる価値があります。ただし、黒色であっても非常に色の濃いものは除去に時間がかかる場合が多く、またどうしても一部色が抜けずに残ってしまうこともあります。
ちなみに、黒色の次にレーザー光への反応が良い色は赤色です。赤色の場合はほとんど色が抜けるケースは結構あります。

自分で入れたもの

自分で入れたタトゥーは、入れる際に伴う痛みのため、通常色素の量も少なく、深くまで入っていないことが多いため、レーザーにより除去しやすいと言えます。また、手に入りやすい墨汁を使っていることがほとんどで、墨汁に含まれる色素はレーザーにより比較的破壊されやすいです。

色の薄いもの

色の薄いタトゥーは、入っている色素の量が少なくレーザーにより除去される可能性が高くなります。カラータトゥーの場合は色の薄いものであっても、除去される可能性はあまり高くありません。

図柄が細い線で構成されているもの

一般的には面でベタ塗りしたような図柄よりは細い線で構成された図柄の方が色は早く抜けます。入っている色素の量が関係するものと考えられます。

レーザーで除去できない可能性が高い刺青・タトゥー

黒以外のもの(カラータトゥー)

黒以外の色はレーザー光への反応は不良です。そのためカラータトゥーをレーザーで除去できる可能性はかなり低くなります。赤色の場合は他のカラータトゥーよりは反応性が良いのでテスト照射をしてみる価値があります。

特殊な色素を使ったもの

事前の予測がつかないのですが、レーザーに反応しにくい特殊な色素が使われているケースが極めて稀にみられます。

レーザーへの反応性は悪くないが、 除去に非常に時間がかかるもの、もしくは完全除去までに至りにくいもの

色の濃いもの

色の濃い真っ黒なタトゥーは、黒であっても色素の量が極めて多いため、除去には長期間を要しますし、最終的に色素が残存してしまうこともあります。

面でベタ塗りされているようなもの

面でベタ塗りされているようなタトゥーは使われている色素の量も多いため、除去には長期を要します。

当院で使用しているレーザーについて

当院ではタトゥー除去用のQスイッチYAGレーザーにJeisys社のトライビーム(TRI-BEAM)を採用しています。1,064nm(黒用)と532nm(赤用)の2つの波長のレーザー光を照射することができ、刺青・アートメイクの除去以外に、太田母斑などの真皮性色素病変の治療や注目の肝斑治療レーザートーニングも可能です。
このレーザーはいくつかの革新的な特徴を持っていますが、タトゥー除去においては以下の2点が特筆されます。

01
大口径で
ハイパワー照射が可能

色素のある深さまでレーザーを到達させるには大口径でハイパワーのレーザー照射が不可欠です。このレーザーは最大照射径10mm、最大出力1500mJの強力なレーザー光を照射可能です。

02
トゥルートップハットの
ビームプロファイル

True Flat-Top Beamといわれる美しいほどに均一なレーザーの波形を形成します。通常のレーザー光は照射エネルギーが中心部の一か所に集中して治療部位に対してぐっと刺さるように出るのですが、このレーザー光は、掘るように一か所だけ深く大きなエネルギーを与えることなく、台形型に照射部位に均一にパワーを与えるため、皮膚ダメージを抑えつつタトゥーの除去が可能となります。

また、カラータトゥーの場合、赤色に対して半波長QスイッチYAGレーザー(TRI-BEAM)を、緑色に対してQスイッチアレキサンドライトレーザーを使用することもあります。

Stages of treatment

施術の流れ

Risks of laser tattoo removal

タトゥーレーザー除去のリスク

基本的にはレーザーによるタトゥー除去はリスクの大きい施術ではありません。また、完全除去できた場合はレーザーによるものが最もきれいに除去できますが、以下のようなリスクがあります。

なろうよ
きれいに
受付時間10:00〜19:00(水曜・日曜・祝日を除く)